研究論文 research thesis
弊社が発表した、湿度センサに関連する研究論文です。PDFアイコンがある論文はダウンロードできます。
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01
弊社における電気容量型湿度センサ開発の黎明期の報告です。感湿材料には多孔質アルミナを用いました。当時は、有機物よりも無機物の方が安定性に優れると考えていました。
- K.Suzuki, Y.Nabeta and T.Inuzuka
- “Fabrication and Characteristics of Thin Film Humidity Sensor”
- Proc. of The 2nd Sensor Symposium, (1982) pp.61-65 IEE of Japan
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02
反応性イオンプレーティング法による多孔質アルミナを感湿部に用いた電気容量型湿度センサ素子の基礎特性に関する報告です。
- 鈴木一博、犬塚直夫、鍋田庸一
- 「容量型薄膜湿度センサ」
- 電子通信学会技術研究報告、CPM82-43, (1982) pp.9-16
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03
多孔質アルミナ薄膜の成膜条件と相対湿度-電気容量特性との関係およびアルミナの水和の促進による特性の安定化に関する報告です。無機物の水和の程度を制御することはかなり困難であることに気が付き始めました。
- K.Suzuki, K.Koyama, T.Inuzuka and Y.Nabeta
- “Alumina Thin Film Humidity Sensor Controlling of Humidity Characteristics and Aging”
- Proc. of The 2nd Sensor Symposium, (1982) pp.61-65 IEE of Japan
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04
いくつかの有機物と無機物を感湿材料に用い電気容量型湿度センサのメカニズムを調べました。特異な構造を持つ有機高分子ではその相対湿度-電気容量特性の温度依存性が殆どないことが分かりました。感湿材料は有機物であるべきと考え始めました。
- K.Suzuki, K.Koyama, Y.Nabeta and T.Inuzuka
- “Mechanism of Moisture Sensing by Thin Film Humidity Sensor”
- Proc. of The 4th Sensor Symposium, (1984) pp.287-291 IEE of Japan
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05
架橋構造を持つ化学的に安定と考えられる有機物をプラズマ重合法で成膜し吸着等温線の計測と共に電気容量型湿度センサ素子を作製し基礎特性を計測しました。
- K.Suzuki, K.Koyama, Y.Nabeta and T.Inuzuka
- “Humidity Sensing Mechanism of Hydrogenated Carbon FilmsContaining Oxygen”
- Proc. of The 6th Sensor Symposium, (1986) pp.273-277 IEE of Japan
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06
プラズマ重合法で成膜した感湿膜を用いた電気容量型湿度センサの相対湿度-電気容量特性、湿度のステップ的変化に対する電気容量変化の時間応答性、様々な環境における長期安定性に関する報告です。残留するラジカル等の制御が難しいことを感じ始めました。
- K.Suzuki, Y.Ishizaka, Y.Nabeta and T.Inuzuka
- “Fabrication and Characterization of Thin Film Humidity Sensor Using Hydrogenated Carbon Containing Oxygen”
- Technical Digest of The 8th Sensor Symposium, (1989) pp.271-274 IEE of Japan
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07
ポリメチルメタクリレートとポリビニルアルコールを感湿材料とした電気容量型湿度センサの感湿機構に関する報告です。水酸基は水分子の吸着熱が大きいため高性能な感湿材料に含まれるべき親水基としては適さないことが分かりました。
- K.Suzuki, Y.Nabeta and T.Inuzuka
- “Mechanism of Moisture Sensing in Organic Polymer”
- Technical Digest of The 10th Sensor Symposium, (1991) pp.61-64 IEE of Japan
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08
ポリフェノール系樹脂を感湿材料とした電気容量型湿度センサの各種湿度特性に関する報告です。
- K.Suzuki, Y.Ishizaka, K.Inoue, Y.Nabeta and T.Inuzuka
- “Capacitive Humidity Sensor Using Polyphenol Resin”
- Technical Digest of The 11th Sensor Symposium, (1992) pp.233-236 IEE of Japan.
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09
いくつかの有機物と無機物を感湿材料に用い電気容量型湿度センサのメカニズムを調べました。高性能な電気容量型湿度センサの感湿材料が備えるべき性質を明らかにしました。
- 鈴木一博
- 「電気容量型湿度センサ用材料と感湿機構」
- 電気学会論文誌A、 112 (1992) pp.782-788
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10
高性能な電気容量型湿度センサの感湿材料が備えるべき性質を実際に備えていると考えられる感湿材料を用い電気容量型湿度センサを作製しました。また、その各種湿度特性が優れていることを報告しています。
- 鈴木一博
- 「フェノール樹脂を用いた電気容量型湿度センサ」
- 電気学会論文誌A、 113 (1993) pp.98-102
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11
電気容量型湿度センサの感湿機構を詳細に調べ高性能な電気容量型湿度センサの感湿材料が備えるべき性質を明らかにしました。また、その性質を実際に備えていると考えられる感湿材料を用い電気容量型湿度センサを作製し、その各種湿度特性が優れていることを報告しています。
- 鈴木一博
- 「電気容量型湿度センサの感湿機構とその作製に関する研究」
- 青山学院大学博士学位論文(1993)
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12
電気容量型湿度センサの感湿膜の多層化による相対湿度-電気容量特性の直線性の改善に関する報告です。
- K.Suzuki, Y.Mimura, Y.Ishizaka, Y.Nabeta and T.Inuzuka
- “A Humidity Sensor with Linear Relationship in Relative Humidity-Electrical Capacitance Characteristics”
- Technical Digest of The 12th Sensor Symposium, (1994) pp.129-132 電気学会
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